ゆきんこ雪弥のお部屋

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FX初心者のための主要経済指標発表と為替レートの動き まとめ

 

 こんにちは長門雪弥です。

 

 FXを始めるにあたって必ず知っておかなければならないのが経済指標の発表です。なぜならこの指標の発表を目安にして為替は日々動いているからです。なので今日は指標の種類と時間、その時のチャートの動き方について説明していきます。最後までお付き合いください!!

 

 

目次

 

経済指標と為替の動き

 まず経済指標は毎日いろいろな国でいろいろな発表があります。しかし国や種類によって重要度は大きく違うのです。そのためどの国のなんの発表か??によって為替への影響は変わって来ます。

 

 為替に対する影響を国別、指標別で重要なものをまとめてました!!

 

経済指標で重要な国

①アメリカ

 まずダントツで重要な国はアメリカです。アメリカはGDP世界第1位で世界中に大きな影響力を持っています。そのため世界中に投資家がアメリカの動向を見ています。そのためアメリカの指標は世界で一番動く指標となっています。

 

 アメリカとの時差は13時間(12月~3月は冬時間のため14時間)です。そのためアメリカの指標の発表は日本時間で22時前後になります。この時間は必ず注意して相場を見るようにしましょう。

 

②中国

 日本を抜いて世界第2位のGDPを誇る中国も大きな影響力を持ちます。中国が咳をすると世界が風邪をひくといわれるほどです。特に中国はGDPの成長率が高いため、中国の成長率は落ちていないか??が注目ポイントとなります。 

 

 さらに中国はアメリカと仲があまりよくはないです。そのためしばしば牽制をしあっています。牽制をする要人の発言にも注目しましょう!!

 

 中国とは時差は一時間のため日本の相場時間とほぼ同じタイミングで発表されるため、特別な注意は必要ありません。

 

③EU

 EUは大きな市場を持つ、複数国家での地域統合体ですEU。そのためEU加盟国の指標をまとめて出します。そのため市場への影響も大きいです。さらにイギリスのようにEU離脱の動きも多くあるため世界各国が注目している市場となります。

 

 EUの経済指標の発表は主に夕方です。主な発表は日本時間の17時~18時の間に行われます。

 

④日本

 忘れてはならない我らが日本です。日本も世界第3位GDPを誇っています。また日本円の世界での取引量はアメリカのドル、ヨーロッパのユーロに続いて第3位に位置しているのです。そのため日本の指標も世界からの注目度が高いです。

 

また世界の主要な市場の中で最も最初に開くため世界中の投資家が目安にする市場と言えます。日本の経済指標発表は朝の8:30に主に行われます。

 

⑤イギリス

 EUに所属していたころから独自の通貨ポンドを使用していたイギリスも大きな影響力を持っています。イギリスが影響力大きいのはかなり意外だと思います。

 

しかしイギリスのポンドは円に続いて世界第4位の取引量を誇っています。またロンドン相場は1日のなかで最も取引量が多く、世界の約40%がこの時間に取引されるといわれています。そのため世界に与える影響は大きくなるというわけです。

 

 

以上が世界の経済指標上重要な国でした。

 

 

経済指標の種類

①雇用統計

 一番重要になる指標がこの雇用統計です。雇用統計では雇用者数の変化と失業率が発表されます。そのため世界の景気の判断材料に用いられます。特にアメリカの雇用統計は ”お祭り” と呼ばれ、100pips以上の大相場になることもあります。

 

 この指標は予想の雇用者数、失業者数との差が重要です。予想よりも良い結果になれば大きくその国の通貨が買われます。しかし予想を下回るとその国は経済的に失速しているとみなされ売られます。どちらにせよ一瞬で大きくう独ことは間違いありません。必ず見るようにしましょう。

 

 アメリカの雇用統計は毎月第1週の金曜日日本時間で21:30(冬時間では22:30)に発表されます。

 

②要人発言

 次に見逃せないのが要人発言になります。例えば日本では日銀の総裁による、金融緩和政策の発表などがこれに当たります。金融緩和や金融引き締めについて言及された場合雇用統計並みの変化量となります。

 

 例えばアメリカの金利が上がる場合はドル高になります。これは金利上昇に伴って市場にあるお金の量が減るため、その国の通貨の価値が上昇するためです。逆にアメリカが金融緩和を行えばアメリカのドルが多く市場に流れるため、ドル安になります。

 

③物価指数

 私たちの私生活に大きくかかわる物価指数です。日銀も物価を目安に景気判断をしているように、投資家が景気を判断するのにつかわれる指標です。

 

  • 物価指数が上昇  →  その国の通貨の価値が上昇
  • 物価指数が下落  →  その国の通貨の価値が減少

 

例えば日本の物価が上がると日本の円の価値が上昇して円高になります。

 

このかなり重要な物価指数は毎月第3週のどこかで22:30ごろに発表されます。

 

④GDP

 GDPはその国の生産している資産を表し、その国の経済力と言い換えることができます。そのためGDPも景気判断の基準となります。この指標は特に予想とのギャップが大きく影響する指標です。逆にギャップがなければ、大きな影響は見られません。

 

 例えば中国の成長率が  5.5%  予想で 5.2%だった場合はほぼ誤差と判断されます。

しかし日本のように経済成長が1%程度しかない場合 0.3% おちると大事件になります。あくまでもギャップがどのくらいあるのか??に注目して見てください。

 

⑤金利発表

  金利発表はほとんどの場合は変更はありません。しかし金利が変更になった時に大きく動くというものになります。ほとんどの場合は無視をしてかまいません。しかし利上げや利下げを行った場合の変動幅は雇用統計を超える場合もあるので注意してください。

 

 金利の上昇はその国の通貨の価値の上昇を意味します。

  • アメリカの金利上昇  → ドル高
  • 日本の金上昇     → 円高

 といった風に動きます。

 

 

指標発表日の取引の注意

  ここに挙げたような大きな指標の発表日には特別な注意が必要となります。大きく分けて3つの注意点があります。(私も指標で何度も痛い目にあってます。。。)

 

 

発表前の注意点

  大きな指標の発表前は各国の投資家は発表を待っています。そのため全く値動きがなくなります。特に発表前の10分は全く動きません。この時間はトレードを避けましょう!!

 

発表時の注意点

 発表時はスプレッドが大きく開くため逆指値が駆られてしまう場合が多くあります。そのためこの時間に持っていることはリスクでしかないので必ずやめましょう。

 

発表後の注意点

 発表後はよくも悪くも取引が活発です。そのため通常ではありえないほどの値動きをします。実際にアメリカの雇用統計では、少なくても1時間で40pipsは動きます。そのため勝手な推測での取引は絶対にやめてください!!一瞬で自己資金が飛んでしまいます。

 

 

 まとめ

 指標はほぼ毎日ありますがそのすべてが重要なわけではありません。しかしここに挙げたものは特に重要な指標となります。FXのトレーダーとして稼ぐにはこれらの指標とその結果どう動くのかは必ず押さえていなければならないポイントとなります。

 

必ずチェックして自分のキャッシュポイントとしてください。